ビジネス・日常

<第11弾 小説を書いてみた> シェアルーム

はじめに

みなさん、こんにちは!Dスケです。

名前:Dスケ

大手企業を退職後、ロンドンへ留学。ロンドンのライフスタイルに影響を受け現在は、ブロガーとして生活。ネットビジネスのほか、デイトレや留学ライターとしても活動中。(社会人でのロンドン留学のご相談はいつでも)twitter@D_suke_tawagoto)で主にリアクションしています!

今後ともよろしくお願いします!

さて、小説はついに第11弾まできてしまいました。

志望動機とか考えすぎて頭が疲れてきたときに、小説は別世界に連れて行ってくれる感じがして頭がリラックスできます。

それでは早速行きましょう!

シェアルーム

僕は一目惚れした。「これだ!」その部屋は学校から徒歩30分ほどで、家賃が6万円ほど、週に2回のハウスキーパーつき、まさに破格だった。とても広い部屋とは言えなかったが、写真からで伝わる清潔感。僕は内見せずにすぐに前払金を払いに、不動産が指定した事務所へ行った。そこはロンドンの中でもかなり治安が悪い場所で、少し不安になったがもうロンドンなんてこんなものだという気持ちになっていた。「やっとホテルがでられる」ホテル住まいは悪くはないが、やはり心の安定はなかった。予約していた1週間が過ぎ延泊をしようとすると、満室を理由に断られることもあり、その度に僕はあの巨大な荷物を転がし、別のホテルに泊まった。

小雨が降っていた。事務所は小さいが綺麗なオフィスだった。そこで前払金を支払い、6月からの家賃とデポジットを支払った。英語がまだ理解できなかったので、とにかく全て書面にして紙媒体とメールの両方で渡してほしいと伝えた。そして、契約書は結構の時間をかけて入念に読んだ。完璧だった。入居日は明後日の6月1日だ。僕は、帰り道に嬉しい気持ちを抑えて今日は、奮発して美味しい店に食べに行こうと考えていた。ロンドンの中心部に6万円で住めるなんて本当にあり得ない安さだ。もちろん、広い部屋に住めるお金はあったが、広い家に住めば旅行に行くことはできなかった。僕は家賃を節約してでも、ヨーロッパの旅にでたかった。

入居日になり、僕はまたあの巨大な荷物を転がし電車を乗り継ぎ、家に向かった。家はすぐにわかった。3階建てのアパートだった。僕が大阪で住んでいるマンションと比べると、かなり手入れができていない状況だった。「中は綺麗であるように!」そう祈った。もちろんエレーベーターはないので、3階までは狭い階段を1段ずつ巨大な荷物を持ち上げて上がった。家の鍵は事前にもらっていたので、それで中に入った。「狭いけど、まーまー綺麗!」金髪の女性が中からでてきた。

「Hi, oh you just moved right now?」

と言って、僕の部屋へ案内してくれた。彼女の隣の部屋だった。彼女はとても優しそうで、安心した。扉を開けると、中はとても綺麗な状態で写真でも見るよりも少し広く感じた。ベッドと机とタンスがあるだけで、僕には十分だった。お風呂、トイレ、キッチンは共同だ。1時間で僕の荷物の整理は終了した。

「ここが自分の部屋か〜・・・」

数日前、気づいたことがあった。なぜこの部屋が安いのかということ。それは、僕の家の真裏はロンドンの中でも結構大きめな刑務所があったのだ。僕は、何人かの人に相談したが全員が「私だったら違う家に住む」と言っていた。ただ、僕は3週間以上をホテル住まいしていて、精神的にも少し疲れ始めていた。さらには学校から歩いていける距離に6万円という破格で住める家はもう絶対でてこないと思っていた。「刑務所 治安」ネットで検索すると、やはり賛否両論だった。刑務所の近くは逆に犯罪の抑止力になって犯罪が起きにくいという言葉を信じ、僕は今刑務所の裏側にいる。

「家があるって幸せ」

もちろん僕は人生で一度もホームレスになったことはなかったが、こんなにも不安定な感覚になるものかと同情する気持ちが芽生えた。キッチンに行くと、そこには2階に住む韓国人の女性が台所の上に座って何かを食べていた。黒の革ジャンを着て鼻にピアスをしてまさにロックな感じだった。「hi」と彼女は言った。名前はスー。彼女は、とても優しくフランクな感じで僕はとても親近感を持った。やはり同じアジア人というだけで、こうも安心するものなのだろうか。彼女は僕の家の2階に住んでいて、イタリア人の彼氏と同棲していた。僕は、特に仲良くしようという思いはなかったが、日本から持ってきていた抹茶のチョコレートとうちわをプレゼントした。とにかく、自分の荷物を減らしたかった。彼女は喜んでいたが、僕が望んでいたリアクションではなかった。

それから僕たちは4つの部屋を5人で過ごしていた。もう1つの部屋に住んでいた人は、入れ替わりが激しく、誰が住んでいたのかよくわからなかった。電気代やガス代は、チャージ式だったのでルーティンで1人10ポンドずつチャージしていった。時々誰かがチャージをし忘れて、寒い朝にシャワーが水だけだった時がある。その時は、本気で怒りを感じて冷蔵庫のところに「Stopped gas!!!!!」と貼り付けたこともある。それでも、僕は本当に大きなトラブルなく毎日を過ごすことができた。僕にやっと平凡な毎日が戻ってきた感覚だった。僕は3ヶ月後のある日、突然この家から追い出されることになることを知らずにずっとこのままこの平凡が続くと思っていた。語学学校とこの家での生活が2ヶ月間たち、ロンドンの生活にも慣れ始めたころ、僕は決めた。それは突然、雷に打たれたかのように始まった。

「よし!一人旅に出よう」

おわりに

いかがでしたでしょうか?

ロンドンに到着して、語学学校に入学し、友達もでき、家も見つけることができた。全てが新しいことで満ち溢れていた世界。そこから、僕はまた新しい世界を求めて、旅へのステージに移ろうとしています。

僕は本当にやりたいことは、この年で全てやり尽くした感覚があります。この1年間の終わりに何が見え、結果どうなって行くのか、まだまだ旅は今も続いている気がしています。この小説が終わる頃には、きっと僕の人生も次のステージに進んでいることを願って、今を頑張りたいと思います!

それでは、良い日曜日を!

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