ビジネス・日常

<第5弾 小説書いてみた> 罪悪感 

はじめに

みなさん、こんにちは!Dスケです。

名前:Dスケ

大手企業を退職後、ロンドンへ留学。ロンドンのライフスタイルに影響を受け現在は、ブロガーとして生活。ネットビジネスのほか、デイトレや留学ライターとしても活動中。(社会人でのロンドン留学のご相談はいつでも)twitter@D_suke_tawagoto)で主にリアクションしています!

今後ともよろしくお願いします!

さて、今回も小説編です。

今は、カフェで1社一般企業に応募しました。現在トータル5社くらいでしょうか。

本来であれば100社くらい応募してもいいところですが、かなり絞って絞って応募するようにしています。

それもひと段落ついたので、小説を書いていきたいと思います!

罪悪感

僕は空港から電車で1時間くらい行ったロンドンのケンジントンにいた。ケンジントンといえば、ロンドンの中でも金持ちの街と言われている場所だ。僕は、贅沢にもそこのホテルに滞在しているのだ。朝起きると、ホテルの1階のテラスにはリスが出てきて木に登ったり、おりて草むらに隠れたり、一見意味のないような行動を繰り返していた。ただ、そんなリスを温かいコーヒーとチョコクロワッサンをかじりながらみているだけでも、僕の心はかなり回復傾向にあった。そして日本にいた時と比べて、時間がとてつもなく膨大にそして貴重に感じた。

「全然違う」

日本とは全く異なる風景だった。僕が望んでいた1つの時間をここで見つけられたとも思った。と同時に僕は小さな「後悔」というものも背負い始めていた。本当にこれで良かったのだろうか?何もかもを捨てて、挙動不審のリスを眺めながらコーヒーを飲む僕は正しい姿なのだろうか。一体、この先僕はどのような人生を歩むことになるのだろうか。先が全く見えない、ゴールもない暗闇の中をとにかく歩いていかなければ息が止まってしまうような状況だった。まさに目の前にいるリスのようだった。

僕は人生最高の朝食を済ませ、街に繰り出した。あちらこちらにある花屋が街に色を与え、何年から立っているのかわからない古い銅像や建物が、街に重みを与えていた。そんな色鮮やかで歴史感じる風景の中を、犬の散歩したり、ジョキングをしたり、新聞を持ったサラリーマンがコーヒー片手に歩いていた。

「さすがロンドン」

何もかもが素晴らしく価値のあるものに見えた。一緒に働いていた同期は今頃働いているんだろうな、ここの街の人もこれから働くんだろうか。彼らに対する優越感と罪悪感を同時に感じた。少しばかり罪悪感の方が大きく、今の僕の快感を生み出す細胞と細い糸で繋がっていた。僕はホテルを出てから英語を一度も話していない。海外に来れば英語をたくさん話すものだと思っていたが、全くだ。たとえ、ベンチで本を読んでいる女性に声をかけたとしても、その後英語で会話ができるはずがない。まずは、英語をある程度話せる必要があった。

いずれこの考えが僕の留学を失敗の底へと突き落とすことになるとは、本当に思いもしなったんだ。

昼食は、ケンジントンに近いノッティングヒルの赤い屋根のレンガ調のイタリアンレストランでとることにした。お尻が信じられないくらい大きいのに、足が細い女性がこっちに向かってきた。海外の男性はお尻が大きな女性が好きというのは知っていたが、このタイプはどう捉えられているのか気になった。

「Just one?」
「yeah, one」

右手の人差し指を立てた。もしもこの時に中指を立てたらどれだけ失礼なのだろうかという妄想をして吹き出しそうになってしまった。僕は、年間200本以上も映画を見れる人間だ。こんななんでもない日常の風景を切り出して、コミカル映画の一場面やシリアスな場面などに変換して妄想したりする。それが面白いからしているという自覚はなかったが、自動的にこの人がこんなことをしたら、笑えるな。と考える癖があるのだ。

注文したのはアヒージョとパスタとガーリックパンだった。絶品だったのがガーリックパンだ。食感はサクサクで強いガーリックの香りが気に入った。それ以外は、日本でも食べれるなと思った。料理をしない割に味には姑のようにうるさくいちゃもんをつけることが得意だ。

「How’s like it?」

頭が禿げたこれまた大きめのサイズのコックらしき人が来ては、お尻の大きな女性が来ては、トータルで4回ほどこの質問をされた。その度に僕は

「Great」

と言って愛想笑いをした。ロンドンではそれがマナーであり、フレンドリーであり、ポジティブな印象なのだろう。日本だとどうだろうか。急に知り合いでもない店員が近寄って来て「味はどう?美味しい?」と聞いてくる。それも4回もだ。おそらく、気が短い人は怪訝な顔で「気持ち悪いのでやめてもらえます?」と言ってしまうかもしれない。でもロンドンは違う!これがフレンドリーというものなのだ。みんなが笑顔で受け答えしている。これが文化の違いなのか。半分以上のパスタを残し会計にいく男性に対して、僕は満腹に近い胃の中に味の薄いパスタをぎゅうぎゅうに押入れた。

これぞ日本精神の「もったいない」だ、と見せつけるように立ち去る男をみた。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

主人公の人間像がそろそろ見えて来ましたでしょうか?

かなり癖のある人間なのか、それともよくいる人間なのか、僕は書いていて「結構癖ある嫌な奴」という印象を抱き始めました。笑

それでは次回お楽しみに!

 

 

 

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